2017年11月28日から12月1日までの4日間、当クラブにて来季のレギュラーツアーをかけたLPGAツアーファイナルクオリファイングトーナメントが開催されました。
今年は原江里菜や松森彩夏、金田久美子、藤田光里などがシード権を獲得できず、有村智恵、諸里しのぶなど経験豊富なプロ選手たちと、
”黄金世代”と呼ばれる、今年プロテストに合格した勝みなみ、新垣比菜など1998年生まれを中心とした新人選手たちのツアー生き残りをかけた熾烈な戦いになりました。
テレビやCS等でも一切放映されていないトーナメントにも関わらず、最終日には50名を超える報道関係者が来場するほどの注目を集めました。
女子ゴルフの来季前半戦(第1回リランキングまで)出場権争いをトップで通過したのは、通算8アンダーで4日間を終えた21歳の高橋恵。松森彩夏が2位、有村智恵は8位に続いた。今年プロテスト合格の勝みなみは、26位で出場権を確保した。
勝はホールアウト後、涙に暮れた。最終18番でOBを含むダブルボギー。通算1アンダーで終えると、先に終えた選手らのスコアを自ら数え、出場権圏外にはじき出されたと思い号泣した。「(来季)出られないかも」と目を真っ赤にしたが、関係者に通過が濃厚であることを聞いて冷静を取り戻し、「数え間違いでしたね。なんか大丈夫みたいで。良かったです」と笑顔を戻した。
一方でツアーを彩る実力者たちが厳しい現実に直面した。
来季前半戦の出場権をかけた最終予選会で、通算2勝の原江里菜は50位、同9勝の諸見里しのぶは60位、2015年に初優勝を飾った藤田光里は66位に終わった。LPGAによると35位前後が出場権の目安となり、3人は出場できる試合数が限定される見込みだ。
RANK | PLAYER | SCORE | 1R | 2R | 3R | 4R | TOTAL |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 髙橋 恵 | -8 | 72 | 69 | 70 | 69 | 280 |
2 | 松森 彩夏 | -8 | 70 | 71 | 68 | 71 | 280 |
3 | 田村 亜矢 | -6 | 71 | 69 | 73 | 69 | 282 |
4 | 権藤 可恋 | -6 | 69 | 69 | 75 | 69 | 282 |
5 | 金田 久美子 | -6 | 71 | 66 | 75 | 70 | 282 |
6 | 篠原 まりあ | -6 | 69 | 69 | 73 | 71 | 282 |
7 | ジョン ジェウン | -6 | 74 | 68 | 67 | 73 | 282 |
8 | 有村 智恵 | -6 | 74 | 68 | 67 | 73 | 282 |
9 | 小祝 さくら | -5 | 74 | 70 | 70 | 69 | 283 |
10 | 大出 瑞月 | -5 | 75 | 71 | 67 | 70 | 283 |