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お知らせ
2025年9月17日、新たなチャレンジとしてアウトコースのルート変更を実施し、新しい有馬カンツリー倶楽部をスタートさせます。
この度のルート変更においては、コースの改造は一切行わず、ゴルフカート道路の一部を新設するのみとなっています。
ゴルフカート道路の新設工事は以下の部分です。
●1番ホールから新2番ホールおよび新4番ホールから新5番ホールへのジョイント部
●新2番ホールから新3番ホールおよび新7番ホールから8番ホールへのジョイント部
<ルーティングについて>
ゴルフコース設計におけるルーティングとは、スターティングホールから始まり、最後のフィニッシングホールのグリーンまでの“ルートの流れ”を表わしたものです。18の楽曲を組み合わせて一つの作品とした「組曲」のような18ホールの“流れ”。その巧みさはこのルーティングの構成がどれだけ秀れているかで決まると言われています。
<これまでのアウトコース>
有馬カンツリー倶楽部のアウトコースは、1983年に大改造によって現在のコースに生まれ変わり、新たな「組曲」として以後、42年間に渡り親しまれてきました。(インコースは、設計者保田与天がつくった1961年オープン時のままの“流れ”です。 ※インコースはアウトより1年遅れてオープン)
●課題
1983年のコース大改造以来、「難しい上がり3ホール(7番・8番・9番)が特徴」だった有馬カンツリー倶楽部のアウトコース。6番ホールまでベストスコアペースであっても、残り3ホールで大崩れしてしまったという話しは数知れず。とくに後半9ホールがアウトコースのとき、一番最後に難しい3ホールがやってくるのは、“メンタル”に大きく影響してきました。 また、旧2番、3番のティーショットは狙いが狭くテクニカルなスイングが要求されてきたため、朝一番の体が動かないときに適応が難しいところがありました。また「狙いが広く」ドライバーが振れるインコースからのスタートの場合、後半アウトコースで早々にくる「狙いの狭さ」という変化に適応しづらい点もありました。
<これからのアウトコース>
●好スコアが期待できる“流れ”へ
HDCP1の旧7番ホールを2番ホールに移動させるとともに、距離が短い旧4番ホールを新7番ホールとすることで、後半のプレッシャーを大幅に軽減、好スコアがこれまで以上に期待できる“流れ”とともに、たとえ1つのホールでスコアが崩れても、あきらめることなく戦略を立て直せる”流れ“を考えました。
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●ストレスなく気持ちのよい“流れ”へ
新しいアウトコースでは、前半にドライバーが思いっきり振れるホールが続くことで、体が早くコースになじみ動きやすくなります。また「狙いが狭い」ホールを中盤以降に配置することで、身体やメンタルへの影響を軽減し、いつでも気持ちよくスイングできるように考えました。
この度のルート変更により茶店および既設トイレが新4番ホールとなります。
そのためアウトコース後半にトイレの必要性が高まるため、新7番(旧4番)ホールの避雷小屋をトイレに改装する工事を進めています。 あわせて、インコース13番ホールの避雷小屋もトイレに改装します。
これからも会員皆様はじめゴルファーの皆様に喜ばれ楽しんでいただけるよう、新しい有馬カンツリー倶楽部へとさらに進化を続けていくためのプロジェクトです。今後もさらなる進化を続けていく所存です。
なにとぞ末永く有馬カンツリー倶楽部をよろしくお願いいたします。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。