マナー&ルール

ボールの捜索時間と暫定球(ざんていきゅう)

2018年 02月 10日

ボールの捜索時間は『5分』、2019年1月1日からは、たったの『3分』

初心者でなくとも、ショットしたボールは狙い通りには飛んでくれませんよね。

広いコースでは、ボールが飛んでいく方向をしっかりみておかないと、なかなかボールを見つけることができません。キャディーさんや一緒にプレーする人たちの誰一人としてボールの行方を見ていないとなると、いつまでも探し続けることになるかもしれません。

そこで、プレー中にボールを探す時間が決められているのは、みなさんご存知ですか?
3分? 5分? 10分? 30分?  それとも1時間???

ゴルフのルールでボール探しの制限時間は、『5分間』と定められています。

さらに来年2019年1月1日施行の新ルールではたったの『3分間』に!!

探し始めてから制限時間以内にボールを見つけなければ「紛失球(ロストボール)」となります。「紛失球」の処置は、1罰打の上、最後に打った位置まで戻って打ち直しをするか、もしくは「暫定球」でのプレーとなります。

新たなルールの改正で「ボール探し」の時間を短縮することの目的は、速やかなプレーペースを支援することです。「ボール探し」に要する時間のロスが、最もプレーのペースに影響がでます。

OBという現実を受け入れられず、「絶対にセーフのはず!」とつぶやきながら、いつまでも捜索していませんか?

例えば、1ラウンドする間に3度、1回の捜索に10分間費やすと、合計30分間は動きが止まってしまいます。

ボール探しの「5分間ルール」、そして2019年以降は「3分間ルール」を遵守するようにしましょう。
ボールが速やかに見つかるように、一緒にプレーしている組の人たち全員で打球の行方を見るように心掛けましょう。

★「暫定球」を打っておく

「紛失球」になるかもしれない打球やOB(アウトオブバウンズ)になるかもしれないような打球の場合、万一に備え、速やかに「暫定球(ざんていきゅう)」を打っておくようにしましょう。

「暫定球」とは、ボールがウォーターハザード以外の場所で紛失したかもしれない場合やOBかもしれない場合、時間節約のために規則に従って暫定的に別のボールでプレーすることです。

「暫定球」を打たずに、結果として「紛失球」もしくはOBであった場合、1罰打の上、最後に打った位置まで戻って打ち直さなければなりません。行ったり戻ったり、時間も労力も大幅なロスとなってしまいます。

「残っているはず」「すぐに見つかるはず」という期待は横に置いといて、遠慮なく「暫定球を打ちまーす」といって打っておきましょう。けっして恥ずかしいことではありません。「暫定球」」を打たずにに進んで、もしもボールが見つからなかった時の方がみんなに迷惑を掛けるのですから・・・・

「暫定球」を打つ場合、同伴プレーヤーには「暫定球を打ちまーす!」とあらかじめ「暫定球」を打つ意思を伝えなければなりません。また初めに打ったボールを探しに出かける前に、「暫定球」をプレーしなければなりません。

もしも誰にも伝えなかったり、一度探しに出かけてからティーインググラウンドに引き返して、初めとは別のボールでプレーしたときには、そのボールはすでに「暫定球」ではなく「インプレーの球」、つまりプレー中のボールとなってしまいます。これにより初めのボールは「紛失球」となり、1打の罰のもとでプレーをはじめたことになりますので、注意しましょう。

★暫定球を打たずに、よくある過ち

「暫定球」を打たずに前に進んだけど、結局ボールが見つからなかった場合、もしもティーインググラウンドに戻って打ち直さず、同じ組のプレーヤーの合意により、紛失したと思われる場所やOBになったと思われる場所の近くから「とりあえず4打目で打ちまーす」と言ってプレーを再開したことはありませんか?

勝手なその場の状況判断でプレーを続行すると、競技では「合意の反則」という重大な反則として扱われ、同伴競技者も含めて全員失格(規則1-3)となってしまいます。
プライベートゴルフではプライベートルールを適用してのプレーで構いませんが、規則では重大な違反であるということは知っておいて下さい。
このようなことが起こらないように、普段から「暫定球」を打つように心掛けましょう。

 

★初めの球を追い越すまでは「暫定球」

「暫定球」がチョロ(まともに当たらず、ボールがほんの少ししか転がらないミスショット)だったとしても、初めのボールがあると思われる場所に到達するまでは、「暫定球」のまま何度でもプレーできます。初めのボールがあると思われる場所、またはその場所よりもホールカップに近い地点からその「暫定球」を打った時点で、初めのボールは「紛失球」となり、「暫定球」が「インプレーの球」となります。

★プレーイング4の特設ティー

例外的に「暫定球」を打たずに前に進む方法があります。日本では、ローカルルールで前方に『特設ティー』を設けて、プレーイング4(前進4打)にてプレーすることができるようにしているコースが多数あります。特設ティーの設置ホールでは、ティーショットがOBか「紛失球」になるかもしれないと思ったら、まずプレーイング4にてプレーするかどうかを判断しなければなりません。プレーイング4にてプレーするとなれば、速やかにボールを探しに行き、OBや「紛失球」となったときは、すぐにプレーイング4からプレーできるので、プレーペースに影響は出ません。

ただし、このルールはゴルフ規則にはなく、何度もOBを繰り返す場合を想定した遅延防止と初級者救済のための日本特有の例外的な処置です。

進行を優先するためにゴルフ場が作り出したローカルルールとして定義されています。規則の適用で考えると矛盾するルールですので、公式競技で利用できるものではなく、プライベート用の救済ルールです。これ以上矛盾を大きくしないためにも、「特設ティーからの前進4打」か「1罰打で打ち直し」かの決定は、プレーヤーの自由裁量によらなければいけません。

(ゴルフ規則27)紛失球やアウトオブバウンズの球;暫定球

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