★基本ルールを知っておくことも大切なエチケット
最低限のルールを知っておくことは、周りに迷惑を掛けない「他の人への心くばり」といえます。さらにルールを知っていることで自信を持ってプレーができ、ゴルフが楽しくなります。
ここでは、ビギナーの方が実際にゴルフをプレーする際、最低限覚えておかないと困ってしまう基本的なゴルフルールの一つを紹介します。
★OB(アウトオブバウンズ)
OBとは白色の杭や線で示されたコースの境界の外側や、コース内であっても、OBと標示されたコース内のすべての区域をいいます。
①OBの杭と杭の内側(コース側)を結ぶ線でOBラインは決められます。
②ボール全体がOBにあるとき、そのボールは「OB」となります。
③プレーヤーはOB近くにあるコース内にあるボールを打つためにOB区域に立つことができます。
④OB杭は障害物ではなく、固定物とみなされるので、邪魔だからといって抜いてプレーしてはいけません。
★OBの場合の処置(1罰打)
・ティーショット(1打目)がOBだったら?
→ 2打+1罰打、つまり3打目として再度ティーショットを打ちます。
・2回連続してティーショットがOBだった場合、3回目で打ったボールがようやくコース内に止まったときは?
→ 3打+2罰打=5打、次のショットは6打目となります。
・ローカルルールで「OBの場合、前方特設ティーよりプレーイング4にてプレーすることもできる」が定められているホールで、1打目のティーショットがOBだった場合
→ 3打目として再度打ち直しをするか、前方の特設ティーから4打目として打つこともできます。
・セカンドショット(2打目)以降がOBだったら?
→ 1罰打で、OBとなったボールを打った場所のできるだけ近くで、ドロップ(救済処置のひとつで、腕をまっすぐ伸ばしてボールを肩の高さから定められた地点に落とすこと)をして打ち直しとなります。
★知っておきたいOBのルール
ティーショットの打ち直しの場合は、ティーアップすることができます。通常OBの場合は、ボールを最後に打った所のできるだけ近くでドロップしなければなりませんが、ティーショットの打ち直しのみ、ティーインググラウンド内であればどこからでもプレーすることができます。
「ティーインググラウンド内の左端から打ってOBだったから、次は右端に移動してティーアップ」をしてもOKです!
★暫定球
暫定球の詳細なルールはこちらのコラム
打ったボールが、ウォーターハザード以外で紛失したかもしれないときやOBかもしれない思われたときは、「暫定球」を宣言し、暫定的に別のボールを打ってプレーをすることができます。
本来は、OBかどうかを確認しに行き、そこでOBもしくはロストボールとなった場合、最初に打ったところのできる限り近い場所から打ち直さなければなりません。この「暫定球」というルールによって、そのボールが落ちたと思われる場所まで確認に行って、OBもしくはロストボールとなったことを確認して、また元の位置まで戻って打ち直すという時間を節約することができます。
前進して初めのボールが、OBやロストボールとなっていた場合、「暫定球」が「インプレーの球(プレー中のボールのこと)」となります。最初のボールがOBでなければ、最初のボールをプレーすることになり、その場合は「暫定球」を打たなかったものとして、最初に打ったボールでプレーを続けることができます。
★「暫定球」で注意すること
①「暫定球」を打つ場合は、同伴のプレーヤーに前もって伝える
もしも周りのプレーヤーに伝えずに打った場合、そのボールは「暫定球」ではなく、「インプレーの球」となってしまいます。 あとで最初のボールがセーフゾーンで見つかっても、見つかったボールでプレーすることはできません。見つかったボールは、すでにロストボール扱いとなっていることになります。
②「暫定球」がOBかもしれない場合は、2回目の「暫定球」を打つことができる
2回目の「暫定球」の扱いは、始めのボールに対する1回目の「暫定球」の扱いと同じです。2回目の暫定球が「インプレーの球」となった時点でペナルティーを合わせたスコアのカウントをします。
・打数(3打)+2回のOBのペナルティー(1罰打+1罰打)=5打 次のショットは6打目となります。
★知っておきたい暫定球のルール
「ティーショットは250ヤード程度の飛距離があったが、OBかもしれない」ということで暫定球を打ったらチョロだった…というときはどうしましょう?
初めのボールがあると思われる場所にたどり着くまでは、「暫定球」を何度でも打つことができます。 ただし、その場所よりもホールに近い地点から、その「暫定球」を打った時点で、初めのボールはロストボールとなり、暫定球が「インプレーの球」となります。 どこの時点で「暫定球」が「インプレーの球」となるのか、またいつ「暫定球」の球を放棄すればよいのかを間違えないようにしましょう。
★ボールの確認を忘れずに!
何度も「打ち直し」や「暫定球」を打っていると心が乱れます。焦っているとは思いますが、打つときには必ずボールの色、メーカーや番号を確認してから打つようにしましょう。
いざボールを探しに行ったとき、せっかくボールがセーフゾーンで見つかっても、何回目のボールが残っているかが分からなくなってしまうからです。そういう心配のないようにボールをしっかり確認してから打ちましょうね。
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★基本ルールを知っておくことも大切なエチケット
最低限のルールを知っておくことは、周りに迷惑を掛けない「他の人への心くばり」といえます。さらにルールを知っていることで自信を持ってプレーができ、ゴルフが楽しくなります。
ここでは、ビギナーの方が実際にゴルフをプレーする際、最低限覚えておかないと困ってしまう基本的なゴルフルールの一つを紹介します。
★OB(アウトオブバウンズ)
OBとは白色の杭や線で示されたコースの境界の外側や、コース内であっても、OBと標示されたコース内のすべての区域をいいます。
①OBの杭と杭の内側(コース側)を結ぶ線でOBラインは決められます。
②ボール全体がOBにあるとき、そのボールは「OB」となります。
③プレーヤーはOB近くにあるコース内にあるボールを打つためにOB区域に立つことができます。
④OB杭は障害物ではなく、固定物とみなされるので、邪魔だからといって抜いてプレーしてはいけません。
★OBの場合の処置(1罰打)
・ティーショット(1打目)がOBだったら?
→ 2打+1罰打、つまり3打目として再度ティーショットを打ちます。
・2回連続してティーショットがOBだった場合、3回目で打ったボールがようやくコース内に止まったときは?
→ 3打+2罰打=5打、次のショットは6打目となります。
・ローカルルールで「OBの場合、前方特設ティーよりプレーイング4にてプレーすることもできる」が定められているホールで、1打目のティーショットがOBだった場合
→ 3打目として再度打ち直しをするか、前方の特設ティーから4打目として打つこともできます。
・セカンドショット(2打目)以降がOBだったら?
→ 1罰打で、OBとなったボールを打った場所のできるだけ近くで、ドロップ(救済処置のひとつで、腕をまっすぐ伸ばしてボールを肩の高さから定められた地点に落とすこと)をして打ち直しとなります。
★知っておきたいOBのルール
ティーショットの打ち直しの場合は、ティーアップすることができます。通常OBの場合は、ボールを最後に打った所のできるだけ近くでドロップしなければなりませんが、ティーショットの打ち直しのみ、ティーインググラウンド内であればどこからでもプレーすることができます。
「ティーインググラウンド内の左端から打ってOBだったから、次は右端に移動してティーアップ」をしてもOKです!
★暫定球
暫定球の詳細なルールはこちらのコラム
打ったボールが、ウォーターハザード以外で紛失したかもしれないときやOBかもしれない思われたときは、「暫定球」を宣言し、暫定的に別のボールを打ってプレーをすることができます。
本来は、OBかどうかを確認しに行き、そこでOBもしくはロストボールとなった場合、最初に打ったところのできる限り近い場所から打ち直さなければなりません。この「暫定球」というルールによって、そのボールが落ちたと思われる場所まで確認に行って、OBもしくはロストボールとなったことを確認して、また元の位置まで戻って打ち直すという時間を節約することができます。
前進して初めのボールが、OBやロストボールとなっていた場合、「暫定球」が「インプレーの球(プレー中のボールのこと)」となります。最初のボールがOBでなければ、最初のボールをプレーすることになり、その場合は「暫定球」を打たなかったものとして、最初に打ったボールでプレーを続けることができます。
★「暫定球」で注意すること
①「暫定球」を打つ場合は、同伴のプレーヤーに前もって伝える
もしも周りのプレーヤーに伝えずに打った場合、そのボールは「暫定球」ではなく、「インプレーの球」となってしまいます。 あとで最初のボールがセーフゾーンで見つかっても、見つかったボールでプレーすることはできません。見つかったボールは、すでにロストボール扱いとなっていることになります。
②「暫定球」がOBかもしれない場合は、2回目の「暫定球」を打つことができる
2回目の「暫定球」の扱いは、始めのボールに対する1回目の「暫定球」の扱いと同じです。2回目の暫定球が「インプレーの球」となった時点でペナルティーを合わせたスコアのカウントをします。
・打数(3打)+2回のOBのペナルティー(1罰打+1罰打)=5打 次のショットは6打目となります。
★知っておきたい暫定球のルール
「ティーショットは250ヤード程度の飛距離があったが、OBかもしれない」ということで暫定球を打ったらチョロだった…というときはどうしましょう?
初めのボールがあると思われる場所にたどり着くまでは、「暫定球」を何度でも打つことができます。
ただし、その場所よりもホールに近い地点から、その「暫定球」を打った時点で、初めのボールはロストボールとなり、暫定球が「インプレーの球」となります。
どこの時点で「暫定球」が「インプレーの球」となるのか、またいつ「暫定球」の球を放棄すればよいのかを間違えないようにしましょう。
★ボールの確認を忘れずに!
何度も「打ち直し」や「暫定球」を打っていると心が乱れます。焦っているとは思いますが、打つときには必ずボールの色、メーカーや番号を確認してから打つようにしましょう。
いざボールを探しに行ったとき、せっかくボールがセーフゾーンで見つかっても、何回目のボールが残っているかが分からなくなってしまうからです。そういう心配のないようにボールをしっかり確認してから打ちましょうね。
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