夏の暑い日、ゴルフでたくさん汗をかいてくると、のどが渇いてキンキンに冷えたビールが飲みたくなりますよね。「これに勝る幸せはない!」という人も多いと思います。
ハーフラウンドを終えて、レストランの席に着き「生中~」とオーダー!
冷えたジョッキに口をつけて喉を鳴らしながら飲むのは最高な気分です。
ただし・・・こんな時のビールは水分補給になるどころか、脱水を進ませているということを覚えておいてください。
体の7割が水分でできている人間には、抜けてしまった水分の補給は欠かせません。のどの渇きは脱水のサイン。ところがビールであれ、焼酎、ウィスキーなどお酒をいくら飲んでも、水分補給にはなりません。水分の補給どころか、アルコールは脱水を進ませるのです。
アルコールの摂取は「トイレが近くなる」どころか、飲んだ分以上の水分を排出してしまうので、逆に脱水症状に陥ります。さらに体内の水分も減少します。肝臓でアルコールを分解する際に多量の水を必要とすることにより、生理的にも脱水症になりやすくなってしまいます。
のどが渇いている時にビールを飲むのは危険な行為なのです。お酒を飲む前に、必ず「熱中症になりかけていないか」チェックしましょう。
脱水を進ませているという意味では、アルコールだけでなく、お茶や紅茶、コーヒー、コーラに含まれるカフェインにも同様に利尿効果があり脱水を起こしやすくなります。アルコールが苦手な人で、のどが渇いたといっては、お茶やコーヒーばかりを飲んでいる人も、じつは水分補給になっていないのです。
ただし、麦茶は例外です。麦茶にはカフェインがほとんど含まれていません。
水分補給のために、アルコールやカフェインを含む飲料を飲んで「水分補給完了!」と安心してはいけないということです。飲むべきは良質な水です。コーヒーやお茶を飲みたい人は、充分な水を摂取してから飲むようにしてください。
しかし、大量に汗をかいたときに失われるカリウムとナトリウムといったミネラルは、水だけでは十分に補うことができません。夏場の発汗量の多いときには、失われたミネラルを補給しなければなりません。ミネラルが極端に失われたとき、水だけ飲んでいると、身体の中ではカリウム、ナトリウムの濃度がさらに低下する危険性があります。
カリウムの濃度が低下すると、手足がしびれてきます。心臓の不整脈を誘発しやすくなるので、突然死の原因ともなります。
またナトリウムが不足すると、頭がぼんやりするなど、意識障害の原因ともなります。
水分とミネラルを補給するには、アイソトニック飲料(スポーツドリンク)が最適です。昔からのやり方で、「水を飲んで、塩を舐める」というのも効果はあります。
アイソトニック飲料とは、清涼飲料水の一種で、効率よく体内に吸収されるよう、体液に近い成分に調整した飲料。スポーツ時など多量に汗をかいた後に、失われた水分や、ナトリウム、カリウムなどの電解質ミネラル分の補給に用いるドリンク。「スポーツドリンク」ともいいます。
特にスポーツアスリートの場合は急速に短時間で大量の水分を失うことから、できる限り短時間で水分の補給を行えることが理想となります。このような状況を踏まえて、吸収力が高く、失われたミネラルも同時に補給が可能となる様々なスポーツドリンクが開発されてきたのです。アイソトニック飲料の代表と言えばコカコーラ社のアクエリアス、そして大塚製薬のポカリスエットなどが非常に有名ですね。
それでは、具体的にはどんなタイミングで水分とミネラルを補給すればよいのでしょうか?
ゴルフをプレーしていて、汗をいっぱいかいて、シャツもぐっしょり濡れている、そんな時にアイソトニック飲料を飲みましょう。
それともう一つ、ゴルフなどスポーツをしているときにいつもより濃い黄色のおしっこが出たら、それは脱水のサインです。アイソトニック飲料を飲むべきタイミングです。
ただし、高血圧の人がアイソトニック飲料を飲むと、ナトリウムの過剰摂取となり、さらに血圧が上がってしまうということもあり得ます。必ず医師に相談してください。
◆参考文献 「ゴルフで老いる人、若返る人」齊藤真嗣著:サンマーク出版
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Facebookにおいて具体的なマナーやルールの事例を写真付きで毎日更新中!ぜひご覧ください。
「今からでも遅くないゴルフマナー&ルール」
マイベスストプロ大阪 コラム掲載記事
ゴルフでのどが渇いたら、まずビールはダメ!
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★ラウンド中、「ビールで水分を補うぞ!」は間違い
夏の暑い日、ゴルフでたくさん汗をかいてくると、のどが渇いてキンキンに冷えたビールが飲みたくなりますよね。「これに勝る幸せはない!」という人も多いと思います。
ハーフラウンドを終えて、レストランの席に着き「生中~」とオーダー!
冷えたジョッキに口をつけて喉を鳴らしながら飲むのは最高な気分です。
ただし・・・こんな時のビールは水分補給になるどころか、脱水を進ませているということを覚えておいてください。
★アルコールの摂取は脱水を進ませる
体の7割が水分でできている人間には、抜けてしまった水分の補給は欠かせません。のどの渇きは脱水のサイン。ところがビールであれ、焼酎、ウィスキーなどお酒をいくら飲んでも、水分補給にはなりません。水分の補給どころか、アルコールは脱水を進ませるのです。
アルコールの摂取は「トイレが近くなる」どころか、飲んだ分以上の水分を排出してしまうので、逆に脱水症状に陥ります。さらに体内の水分も減少します。肝臓でアルコールを分解する際に多量の水を必要とすることにより、生理的にも脱水症になりやすくなってしまいます。
のどが渇いている時にビールを飲むのは危険な行為なのです。お酒を飲む前に、必ず「熱中症になりかけていないか」チェックしましょう。
★カフェインの摂取も脱水を進ませる
脱水を進ませているという意味では、アルコールだけでなく、お茶や紅茶、コーヒー、コーラに含まれるカフェインにも同様に利尿効果があり脱水を起こしやすくなります。アルコールが苦手な人で、のどが渇いたといっては、お茶やコーヒーばかりを飲んでいる人も、じつは水分補給になっていないのです。
ただし、麦茶は例外です。麦茶にはカフェインがほとんど含まれていません。
水分補給のために、アルコールやカフェインを含む飲料を飲んで「水分補給完了!」と安心してはいけないということです。飲むべきは良質な水です。コーヒーやお茶を飲みたい人は、充分な水を摂取してから飲むようにしてください。
★脱水時、水だけでは足りないミネラルの補給
しかし、大量に汗をかいたときに失われるカリウムとナトリウムといったミネラルは、水だけでは十分に補うことができません。夏場の発汗量の多いときには、失われたミネラルを補給しなければなりません。ミネラルが極端に失われたとき、水だけ飲んでいると、身体の中ではカリウム、ナトリウムの濃度がさらに低下する危険性があります。
カリウムの濃度が低下すると、手足がしびれてきます。心臓の不整脈を誘発しやすくなるので、突然死の原因ともなります。
またナトリウムが不足すると、頭がぼんやりするなど、意識障害の原因ともなります。
水分とミネラルを補給するには、アイソトニック飲料(スポーツドリンク)が最適です。昔からのやり方で、「水を飲んで、塩を舐める」というのも効果はあります。
★スポーツドリンクの有効性
アイソトニック飲料とは、清涼飲料水の一種で、効率よく体内に吸収されるよう、体液に近い成分に調整した飲料。スポーツ時など多量に汗をかいた後に、失われた水分や、ナトリウム、カリウムなどの電解質ミネラル分の補給に用いるドリンク。「スポーツドリンク」ともいいます。
特にスポーツアスリートの場合は急速に短時間で大量の水分を失うことから、できる限り短時間で水分の補給を行えることが理想となります。このような状況を踏まえて、吸収力が高く、失われたミネラルも同時に補給が可能となる様々なスポーツドリンクが開発されてきたのです。アイソトニック飲料の代表と言えばコカコーラ社のアクエリアス、そして大塚製薬のポカリスエットなどが非常に有名ですね。
★水分補給のタイミング
それでは、具体的にはどんなタイミングで水分とミネラルを補給すればよいのでしょうか?
ゴルフをプレーしていて、汗をいっぱいかいて、シャツもぐっしょり濡れている、そんな時にアイソトニック飲料を飲みましょう。
それともう一つ、ゴルフなどスポーツをしているときにいつもより濃い黄色のおしっこが出たら、それは脱水のサインです。アイソトニック飲料を飲むべきタイミングです。
ただし、高血圧の人がアイソトニック飲料を飲むと、ナトリウムの過剰摂取となり、さらに血圧が上がってしまうということもあり得ます。必ず医師に相談してください。
◆参考文献
「ゴルフで老いる人、若返る人」齊藤真嗣著:サンマーク出版
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Facebookにおいて具体的なマナーやルールの事例を写真付きで毎日更新中!ぜひご覧ください。
「今からでも遅くないゴルフマナー&ルール」
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ゴルフでのどが渇いたら、まずビールはダメ!
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