昨日で倶楽部選手権が終了しましたこともあり、

本日よりグリーンのエアレーションと砂入れによる更新作業を開始します。

良好なグリーンを維持するため大切な作業です。

これから2週間程度、グリーン上の砂が気になる状況となりますが、

できる限りプレーへの影響が少ないように丁寧な作業を心掛けています。

皆様のご理解とご協力をお願い致します。

グリーンの更新作業とは、一言でいえば「グリーンを耕すこと」です。

本当に耕すことはできないので、少しずつ床土の入れ替えを行う作業のことです。この作業によって土壌環境を良くして元気な芝生を育てることを目的とします。

プレーヤーや管理者及び管理機械がグリーンの表面を踏んで固めた物理的な固結を解消することで、透水性（雨など表面に落ちる水の地下浸透）を回復させ、また土壌中に酸素を供給し、新芽が出やすい環境を整えていきます。

更新作業の中で特に重要なのがコアリングです。耕す意味でもこの作業によって物理的に土壌を入れ替えることができます。

この作業を行わないと、グリーンの土壌は経年によって芝生の刈りカスや死んだ古い根などの有機物が堆積していきます。有機物は化学的に結合しやすく堆積していくことで土壌を固結させてします。

そして土壌中に酸素を供給することができず、土壌中の腐敗により芝生は育たなくなります。このような状態にならないようコアリングによって物理的に改善します。更新作業は表面が砂だらけになるため、プレーヤーの皆様には大変ご迷惑をお掛けします。

しかし、今のところ更新作業に変わる方法がないため、この作業はグリーンの健全な生育のために不可欠であることをプレーヤーの皆様には、ぜひご理解いただきたいと思います。